2023.03.13
「沸騰ワード10」の「はんこ対決 名字頂上決戦」結果発表!!
「沸騰ワード10」の「はんこ対決 名字頂上決戦」結果発表!!
日本テレビのバラエティ番組
「沸騰ワード10」の人気コーナー
「はんこ対決 名字頂上決戦」を
ご覧になったことがありますか。
日本の名字研究に打ち込んで
半世紀という高島幸男さんと、
日本の名字の99%を網羅し、
約11万種類の品揃えを誇る
はんこ屋の秀島徹さんが、
キャリアとプライドを賭けて対決する内容です。
高信さんが腕によりをかけて
選びすぐった珍しい名字を繰り出すと、
秀島さんがお店の壁いっぱいの棚から
その名字のはんこを探しだすという対決。
出題された名字が店内にあれば、
秀島さんがそのはんこを捺し、
なければ「降参」というはんこを捺します。
シンプルながら見るほうも
どきどきする勝負が繰り広げられます。
連敗の続く名字研究家・高信さんと連勝で余裕のはんこ屋・秀島徹さん
最新の対決第17戦は
2022年10月28日に放送されました。
過去16連敗を続けている
名字研究家・高島幸男さん。
「どこからでもかかってこい」と
余裕を見せるはんこ屋・秀島徹さん。
はたして今回の結果は…
1問目 鳳気至 はんこあり 秀島さん○
2問目 照門 はんこなし 高信さん○
3問目 己年後 はんこなし 高信さん○
4問目 芟花 はんこあり 秀島さん○
5問目 唐芋 はんこなし 高信さん○
6問目 蓁原 はんこあり 秀島さん○
7問目 鶉 はんこあり 秀島さん○
8問目 源栄 はんこあり 秀島さん○
9問目 大万 はんこなし 高信さん○
10問目 宮广 はんこあり 秀島さん○
10問中 はんこありが6個、はんこなしが4個。
6対4で今回もはんこ屋・秀島さんの勝利でした。
それぞれの名字の読みと由来解説
鳳気至 ふげし
旧鳳至(ふげし)郡の住職が引っ越し先で、
気持ちをこめる意味合いで「気」の字をはさんで名乗った。
照門 てるかど
全国に一軒。
水戸光圀が隣接した
「寺門」の名字を区別するために
片方を「照門」とした。
己年後 みねんご
「馬」の名字だった人が、
干支では「巳」の後が「午(うま)」であるため
「巳年後」と名乗ったが、
役所の届出のミスで「巳」が「己」になってしまった。
芟花 かりはな
「芟」には「花を取り除く」という意味があり、
花を刈っていた人たちが名乗りはじめた。
唐芋 からお
全国に一軒。
「苧(からむし)」という布に
使われる植物が由来で、
その繊維技術を大陸から受け継いだ人が名乗った。
蓁原 はつはら
「蓁」には「草木が覆うように茂る」という意味があり、
そういった場所に住んでいた人が名乗った。
鶉 うずら
全国に4軒。
うずらを飼育していた人が名乗った。
源栄 もとさか
源義家が茨城に立ち寄った際、
源家のさらなる繁栄を願って名づけた名字。
大万 だいまん
全国に4軒。
関ヶ原の戦いに敗れた
石田三成の子孫が復興を願って名づけた。
宮广 みやま
全国に1軒。
修行に励んでいた宮司さんが役所に届けるとき
「广」の中を省略してそのまま受理された。
高信さん悔しい17連敗
はんこ対決「名字頂上決戦」第17回は、
はんこ屋・秀島徹さんの勝利で、
名字研究家・高信幸男さんは17連敗を喫してしまいました。
なんと企画開始以来5年近く負け続け。
歴代の対決のなかでは、
高信さんの10問全敗という結果も3回あったそうです。
2021年の8月、
まだ13連敗中だった高信さんが
FRIDAY DIGITALのインタビューに答えています。
高信さんはなぜ勝てないのか。
本人曰く
「知識はわたしのほうがあります。
挑戦するために選ぶ名字をまちがえているだけです」。
高信さんが把握している名字は
2021年8月当時で約13万。
対して、秀島さんが持っている
ハンコの名字は約11万種類。
2万の差があるのだから、
高信さんがそこから選べば勝てるのに、
選べない、だから勝てない。
たしかに、高信さんは悔しいことでしょう。
高信さんは高校生の頃から名字研究を始めて半世紀。
全国の電話帳400冊を所蔵し、
珍しい名字を見つけたら
その人に直接会いにいくという
突撃取材スタイルだそうです。
名字に関する著書も多数。
秀島さんはおとうさんの代からはんこ屋さんで、
11万種類のはんこは二代に渡って彫られてきた財産です。
徹さんはいまも一日に
20から30のはんこを彫っているのだとか。
はんこ対決が毎回名勝負になるのもうなづけますね。
難読名字には古い時代の読み方がそのまま残っている
はんこ対決に登場する珍しい名字は
たいてい難読名字ということになりますが、
高信さんによれば、
難読名字には古い時代の読み方が
そのまま使われているものがあるそうです。
たとえば「台」。
奈良時代には「うてな」と読まれ、
それにちなんでつけられた名字も「うてな」と読みます。
いまは台のことを「うてな」という人はいませんが、
うてなさんという名字は続いているわけです。
「長谷川」や「春日」も
実わたしたちはなにげなく
「はせがわ」「かすが」と
読んでいますが、実際は難読です。
これも昔の読み方が残っている例だそうです。
高信さんと秀島さんの対決はこれからも続くようです。
高信さんがいつか連敗記録をストップできるのか、
それとも秀島さんが連勝記録を伸ばすのか。
はらはらドキドキしながら見守りたいと思います。
珍しい名字の方、
どんな由来で今の名字になったのか、
いつからこの名字になったのか、
気になりませんか?
家系図ラボがお名前さかのぼります。
ぜひ一度ご相談ください。