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2023.01.17
「立春大吉」のお札の意味は 今年は貼ってみるのもいいかも

「立春大吉」のお札の意味は 今年は貼ってみるのもいいかも

 

 

令和5年のお正月もめでたく過ぎて、

早くも立春を迎える頃となりました。

 

立春の前日の節分は、

豆まきがポピュラーで、

とくに小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では

欠かせない年中行事となっているのではないでしょうか。

 

 

鬼のお面をつけたお父さんに豆をぶつけたり、

年の数だけ豆を食べるというならわしが、

自分には少ないとか、

多すぎるとかいって笑いあったり。

 

幼稚園や保育園でも行うところもあるようで、

節分は楽しいイベントですね。

 

また最近は「恵方巻」が全国展開されて、

太巻のお寿司がスーパーやコンビニエンスストアに並びます。

 

ちなみに令和5年の節分は2月3日金曜日、

恵方は「南南東のやや南」だそうです。

 

「やや南」ってどのくらい南なのでしょうか。

 

恵方巻をまるかじりするときやや迷うことになりそうです。

 

「恵方」とは

「歳徳神(としとくじん)」(別名年神様または正月様)

という神様のいる方角で、

その年に縁起のよい方角とされています。

 

 

立春のイベントはないのでしょうか

 

豆まきや恵方巻で全国的にイベントとして

楽しまれている節分に対し、

立春はどうでしょう。

 

クリスマスにたとえると、

節分はクリスマスイブで立春はクリスマス当日。

 

日本ではクリスマスイブのほうが盛り上がるので、

やはり立春前日の節分に

スポットライトが当たりがちなのかも知れませんね。

 

10月31日のハロウィンも

古代ケルトの大晦日に当たる日ですから、

前夜祭が好きなのは日本人に限ったことではないのでしょうが。

 

今年は2月4日が立春

例年と同じく立春は日本ではもっとも寒さの厳しい頃です。

 

「きょう春が立ちました」

暦にいわれても実感がないのも当然。

わたしたちの口に上るとしても

 

立春っていうけどまだまだ寒いね」

「ほんと、春は名のみの風の寒さだね」

 

なんてことに。

 

それでも今年令和5年の立春は、

これまでと違う日にしてみませんか。

 

「節分の翌日」という

本末転倒の立場から立春を救い出し、

春と幸せを呼ぶイベントに

変えてみるのはどうでしょう。

 

 

「立春大吉」という言葉

 

街なかやメディア、

インターネット上などで

「立春大吉」という言葉を見かけたことはありませんか。

 

筆者も長いこと

「立春って大吉なのか」

くらいの認識で見過ごしていました。

 

今回改めて調べてみると、

とても含蓄があり、

また一年のまだ始まりといえるこの季節に

価値のある言葉だということがわかってきたので、

ぜひお伝えしたいと思います。

 

 

そもそも「立春大吉」には、

 

「暦の上で春の立つ日であり、

古来は新年の始まる日であった立春に、

人々や社会の幸せを祈る」

 

という意味があるそうです。

 

 

元旦の「謹賀新年」

立春の「立春大吉」には似た意味があり、

込められた願いや祈りも共通しているようです。

 

また「立春大吉」という言葉自体が

除災招福の意味を持つ、

とても縁起のよい言葉だそう。

 

そう聞くと自分も遣ってみたくなる言葉ではないでしょうか。

 

 

年賀状の代わりや返事が遅れたときにも出せる「立春大吉」はがき

筆者のかつての知人に、

お正月に年賀状はくれないけれども

立春の頃にかならず「立春大吉」

と書いたはがきをくれた人がいたことを思い出しました。

 

明治政府に新暦が採用されるまで、

立春を一年の始まりと考える習慣がありました。

 

年賀状の代わりに

立春大吉はがきを送るのも

なかなか粋なものではないでしょうか。

 

年賀状の返事を出しそびれたときに、

寒中見舞いを送ることは知られていますが、

大寒を超えてもお見舞いはがきが送れなかった場合には

立春大吉はがきで滑り込み

というのもありかも知れません。

 

寒中見舞いは寒さの厳しい季節に

相手の健康を気遣うお見舞い、

立春大吉はがきは

相手の一年の除災招福を願う縁起物。

 

そんな使い分けもできそうですね。

 

 

 

「立春大吉」と書いたお札を門に貼る

 

立春にお寺や個人宅の門に

「立春大吉」を書かれたお札を貼る

という習慣に話を移しましょう。

 

これは住んでいる地域や世代によって

見たことのある人とない人に分かれそうですが、

神社とお寺の多い町で生まれ育った筆者には

少し煤けた「立春大吉」のお札の記憶があります。

 

昔の人は、

立春という季節の変わり目には邪鬼が発生すると考え、

節分の豆まきで鬼を追い払うとともに、

「立春大吉」のお札を門に貼って、

邪鬼が入り込むのを防いだのだそうです。

 

 

「立春大吉」という言葉は

曹洞宗を日本にもたらした

道元というお坊さんの書に由来するとされています。

 

「立春大吉」という言葉は左右対称で、

裏から見ても「立春大吉」と読めます。

 

お札の貼られた門をいったんくぐった鬼が

ふと後ろを振り返ると、

裏になったお札がまた「立春大吉」と読めました。

 

鬼はまだ入ってない門があると勘違いして

出ていったのだとか。

 

それで立春には

「立春大吉」と書いたお札を

貼るようになったのだそうです。

 

 

自分で書いても有効な「立春大吉」のお札

 

 

今年はうちでも

「立春大吉」のお札を貼ってみたい、

と思われた方。

 

近くの寺院などでいただいてくるのも

ご利益がありそうですが、

このお札は自分で書いてもよいのだそうです。

 

貼る場所は、

玄関や門、

家の中の鬼門(艮の方角、北東)に当たる位置、

神棚、仏壇など。

 

大人の目線よりも上に、

糊やテープを使って貼る(お札にピンなどで穴を開けない)のが

ポイントだそうです。

 

「立春大吉」の文字は家の外側に向けてください。

 

貼るタイミングは立春の朝。

期間は翌年の立春までで、

古いお札は神社や寺院の古札納所にお返しするか、

お焚き上げをしていただくようにしましょう。

 

令和5年、2023年の立春、

みなさんにたくさんの幸せが訪れますように。

 

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