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2022.07.15
こどもたちから見たおとうさんおかあさんはどんな人

こどもたちを思うときに親として気になること

 

あなたがこれから家系図を作るとしたら、

その動機や目的はどんなものでしょう。

 

自分のルーツを知りたい。

名字や家紋に興味がある。

歴史が好きだから日本史のなかでの自分の家系を意識してみたい。

両親やご先祖様への感謝の気持ちを表したい。

 

さらには「こどもたち、孫たちに家系について伝えたい」

という動機もあると思います。

 

自分の代までの家系を明らかにし、

子孫に伝えるための家系図。

 

ルーツを大切にして欲しいという願いは、

親として自然なものでもあるでしょう。

 

そこで気になるのは、

こどもたち自身はわたしたち親に対して

どのような思いを抱いているのかということです。

 

個々のケースは、

家庭内でのコミュニケーションからしか知ることはできませんが、

改まって「おとうさんおかあさんをどう思っているの」

尋ねるのはなかなか勇気が必要なイベント。

 

その前に参考となりそうなデータを見てみましょう。

 

「あこがれの人トップ10」のうち7人は…

 

 

小学生を対象とした通信教育講座「進研ゼミ小学講座」が

2020年11月、小学校3年生から6年生の7661 人に

アンケート調査を行いました。

 

質問は「あなたのあこがれの人はだれですか」

 

ベスト10は以下のようになっています。

 

1位 竈門炭治郎(鬼滅の刃

2位 お母さん

3位 胡蝶しのぶ(鬼滅の刃

4位 先生

5位 お父さん

6位 冨岡義勇(鬼滅の刃

7位 竈門禰豆子(鬼滅の刃

8位 煉獄杏寿郎(鬼滅の刃

9位 我妻善逸(鬼滅の刃

10位 時透無一郎(鬼滅の刃

 

じつに10人中7人が漫画とアニメーションで人気沸騰した

『鬼滅の刃』の登場人物です。

 

作品の魅力とこどもたちの一心な思いが

伝わってくる結果となっていますが、

そのなかに食い込んでいる大人3人

 

おかあさん(2位)先生(4位)おとうさん(5位)は

きわめて立派な成績といえないでしょうか。

 

ベスト5でいえば5人中の3人です。

 

漫画やアニメーションは『鬼滅の刃』一択で

熱中しているこどもたちも、

日常生活ではおかあさんや先生、

おとうさんに憧れている。

 

その気持ち「尊さ」を感じないではいられません。

 

おとうさんとしては、

3人のなかで自分が最下位なのはなぜ、

と聞きたくなるかも知れませんが、

そこはひとまず飲み込んでいただくとして。

 

 

「尊敬する人」20年の変遷

 

博報堂生活総合研究所は

2017年に「こども20年変化」という

調査結果を発表しました。

 

1997年から10年ごとに

小学校4年生から中学校2年生までの

こどもたちを対象に調査したものです。

 

そのなかに、

家族との関係を

「尊敬する人」

「友達のような人」

「どうでもよい人」

のいずれかにあてはめるという質問があります。

 

2017年の調査では

おかあさんを「尊敬する人」

とした回答の割合が過去最高になりました。

 

1997年は54.8%、

2007年は60.9%、

2017年は68.1%

という結果です。

 

上の「あこがれの人ベスト10」

2位であったことと併せて考えても、

近年のこどもたちからのおかあさんへの評価の高まりは

たしかなものといえそうです。

 

対するおとうさん。

1997年、2007年ともに6割前後とほぼ横ばいで、

2017年は61.5%に留まりました。

 

安定的に尊敬されていると解釈するべきか、

おかあさんに追い抜かれたと受け取るべきか。

 

客観的に見るならば、

こどもたちは尊敬すべき対象として

両親どちらにも及第点以上を与えている

といえるのではないでしょうか。

 

 

仕事に家庭にスーパーなおかあさん像

1997年当時から比べると、

この20年でおかあさんが外に出て働く率が

上がっているという側面があります。

 

2019年には専業主婦世帯

共働き世帯の半分以下になりました。

 

いっぽうで、

おかあさんの家庭内での仕事量はさほど減っていません。

 

育児に積極的に参加するおとうさんに

「イクメン」と呼び名がつくということは、

まだ当たり前にはなっていないからかも知れません。

 

また、おとうさんが関わりたくても、

どうしてもおかあさんでないとできないこともあります。

 

仕事から疲れて帰ってきても

自分たちの世話をしてくれるおかあさん。

 

こどもたちはよく見ていて、

アンケートのときには「尊敬する人」

回答しているのでしょう。

 

パーセンテージで抜かれたおとうさんも、

ここはこどもたちといっしょに

おかあさんに感謝するよい機会かもしれません。

 

 

親子間の距離近づく

思春期には

こどもたちはおとうさんおかあさんを避けたくなり、

干渉されることを嫌うのは、

ある意味成長の証。

 

親としては静かに見守るのがベターと

いわれてきましたが、

そのへんの「傾向と対策」

20年間で変わってきたようです。

 

上の博報堂生活総合研究所の調査で、

 

「自分の部屋に

おとうさんやおかあさんが入ってくるのはいや」

「親にはいっていない秘密がある」

 

と答えたこどもの割合が、2017年は過去最低になったとか。

 

親子の距離が近づき、

関係は良化していると見られるのではないでしょうか。

 

 

家系の先頭に立つこどもたち

 

『鬼滅の刃』に熱中しながらも、

おとうさんおかあさんへの憧れのまなざしを忘れない小学生。

 

おとうさんおかあさんを尊敬し、

いやがらずにいっしょにいてくれる

思春期初めのこどもたち。

 

ありがたいことですね。

 

家系図を作成してみるとわかることですが、

家系の先頭にいるのはこどもたちです。

 

彼らの気持ちに応えて、家系を発展させていきましょう。

 

先祖から紡がれてきた命の旅路。

なぜ自分が存在するのか、どんなご先祖様がいるのか、、、。

ぜひお子さんと一緒にご先祖様について語る機会に家系図作りはいかがですか?

【公式】家系図ラボ|もっとも洗練された最上級の家系図づくり (kakeizu-labo.jp)

 

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