ブログ
Blog

2023.08.29
キッチンから健康づくり スパイスの効用

キッチンから健康づくり スパイスの効用

 

スーパーのスパイス売り場の棚には

驚くほどたくさんの種類の小瓶が並んでいますね。

 

改めて見ると胡椒だけでも5種類あって驚きました。

 

筆者のキッチンにあるのは、

粒の黒胡椒、パウダーの黒胡椒、

ガラムマサラ、セイロンシナモン、ナツメグ、

あとはミックスされたカレー粉と七味唐辛子。

 

料理にさほど熱心でないのが

わかってしまうラインアップです。

 

スパイスは料理の味を引き締めるだけではなく、

健康や美容にも効果があるということは

つねづね聞いておりますが、

今回は代表的なスパイスについて調べてみます。

 

次にスパイス棚に迎えるべきはどの一瓶なのか、

あるいはもっと揃えてみようか。

 

みなさんといっしょにご検討いたしましょう。

 

 

 

なにはなくともこの一本 黒胡椒

 

インドを原産地とする胡椒は

紀元前の時代から大変貴重とされ、

通貨として用いられるほどでした。

 

古代ローマでは町を解放するための身代金として

要求されたこともあり、

大航海時代には胡椒をめぐって

欧州に戦争まで起きました。

 

肉食に欠かせないスパイスであった胡椒は、

日本にはなかなか馴染みませんでしたが、

第二次世界大戦後の1952年、

S&Bが発売した

「家庭用コショー」によって、

一般家庭に浸透していきました。

 

昭和の人なら知っている赤い蓋のついたあの瓶ですね。

 

いまでは家庭で黒胡椒を

ミルで挽いて使うことも珍しくありません。

 

黒胡椒はその香りと辛味が料理全体を引き締め、

味わいを深めます。

 

肉や魚料理にはもちろん、

卵の料理やスープなどの煮込み料理にもよく合います。

 

黒胡椒に含まれるピペリンには

他の栄養素の吸収を高める効果があり、

また免疫力を高め、

血糖値の上昇を抑える効果もあるそうです。

 

以前「マツコの知らない世界」に出演した

黒胡椒マニアの夫妻は

外出の際にもマイ黒胡椒を持ち歩き、

お豆腐や納豆、

バニラアイスクリームにも

たっぷりの黒胡椒をかけていました。

 

試食したマツコ・デラックスさん曰く、

どれもおいしかったとか。

そこまでマニアックにはなれなくても、

黒胡椒はもっと積極的に使ってもよさそうですね。

 

 

 

カレー三兄弟 クミン、コリアンダー、ターメリック

 

カレーの「いい匂い」の立役者はクミンです。

中東でもよく使われています。

 

整腸や解毒作用があり、

消化不良や胃腸炎の予防にも効果的。

 

カレーをスパイスから自作するときはもちろん、

市販のルーで作るときにも

「追いクミン」するとフレッシュな香りが

漂い食欲をそそります。

チリコンカンにもおすすめ。

 

コリアンダーは大粒で

しゃきしゃきした歯応えも楽しめるスパイスです。

 

血液の浄化、食欲増進、

消化の改善、炎症の緩和、

心臓病や糖尿病の予防などの効果も

あるといわれています。

 

そのままサラダや和え物に入れたり、

ドライタイプはカレーやシチューに

加えたりしてください。

 

ターメリックはお酒のお好きな方にはお馴染みかも知れません、

「ウコン」の別名です。

 

こちらはカレーをあの色に仕上げる主役のスパイス。

 

抗酸化作用や美肌効果もあるそうなので、

女性もお酒を飲まない方も覚えておきましょう。

 

チキンやお豆腐など、

蛋白な味の素材ともよく合います。

 

健康効果を期待する向きには、

牛乳やお湯で割って飲むという方法もあるそうですよ。

 

 

 

スイーツやドリンクで親しんできたシナモンにも効用が

 

 

もしもこの世界にシナモンがなかったら、

アップルパイやカプチーノは生まれなかったかも知れません。

 

とくに女子にはポピュラーなスパイスといえるでしょう。

 

セイロンで生産される

「セイロンシナモン」が一級品とされています。

 

特有の甘くスパイシーな芳香だけではなく、

抗炎症効果では風邪やインフルエンザの予防、

血糖値を下げる効果で

糖尿病の予防にも役立つといわれています。

 

筆者が聞いた話では、

血流を改善してくれるので、

白髪予防にもよいとか。

 

また、香り袋に入れてクロゼットのなかに置くと、

虫除け効果も期待できるそうです。

 

カプチーノ以外でも、コーヒーや紅茶、

ホットミルクに加えるのもおいしい飲み方です。

 

 

 

小粒でぴりりと辛いのは

 

日本勢が初めて登場しました、山椒です。

 

鰻の蒲焼きや麻婆豆腐には欠かせません。

 

サンショオールやシトラネールなどの成分が含まれており、

抗菌作用や血行促進作用があります。

 

「山椒は小粒でぴりりと辛い」といわれますが、

辛い以上の軽いしびれまで味として楽しむわけですから、

人間は味覚に貪欲ですね。

 

ナツメグはハンバーグなどひき肉料理に合うので、

筆者も常備しています。

 

鎮静効果はリラックス効果があって、

不眠症や頭痛の改善にも役立つそうです。

 

また、食欲増進の効果も期待できるようです。

 

コーヒーや紅茶に入れるほか、

チーズ料理やポテトサラダにもアクセントとなるスパイスです。

 

クローブはその釘に似た形から

丁子とも呼ばれています。

 

殺菌作用や鎮痛作用があるスパイスで、

昔の人は虫歯が痛いときに噛んだのだとか。

 

衣類の虫除けにも効果があるそうです。

 

シチューやカレー、

スープなどの煮込み料理に使ったり、

紅茶やコーヒーに入れたりして楽しんでください。

 

 

以上、黒胡椒、クミン、コリアンダー、ターメリック、

シナモン、山椒、ナツメグ、クローブと

8種類のスパイスをご紹介しました。

 

なにか使ってみたいものは見つかりましたでしょうか。

 

これからの季節、

風邪などを予防して健康的に過ごすためにも、

スパイスを活用したいと思います。

お問合せ・資料請求

家系図ラボのサービスについての
お問合せ・資料請求は、
お電話または下記フォームから
お申込みください。

TEL

0120-600-719

窓口受付時間 午前9時〜午後5時 / 土日祝定休

PAGE TOP