2022.03.31
スマートフォンの家系図アプリとは 選ぶ際の留意点とお薦めアプリ
手のひらで家系図作成
わたしたちの生活にスマートフォンが
不可欠なものとなってからすでに10数年の月日が経ちました。
いっぽうでいわゆるガラパゴス携帯にこだわる人もちらほら見かけますが、
スマートフォンなしには外出ができないどころか、
家でも手放せない人は圧倒的多数を占めているのではないでしょうか。
そしてスマートフォンといえばアプリ。
いまアプリを使っているという意識もしないくらい、
自然に開いて利用しています。
我らが家系図も作成できるアプリがあるとか。
手のひらで家系図が作れたら楽しいかも知れません。
さっそく調べてみました。
没落一族を発展させて家系図を作る(ゲームの)アプリ
最初に変わり種をご紹介しましょう。
『未来家系図つぐme』というスマートフォンゲームが
インストール数50,000件を超えるヒットとなっているそうです。
没落した一族のこどもとしてスタート。
農地を耕し、
お金を稼いでお洒落をしたら結婚のチャンスが訪れ、
こどもが生まれて家系が栄える。
他の名家との繋がりを求めつつ領地を広げ、
一族発展を図り、
その様子を家系図にする。
動物たちと暮らすのどかな村を作るあのゲームに
武将の野望がドッキングしたような…
家系の発展の証として家系図を作成するというところが、
家系図ブームを反映しているのでしょうか。
若い人の家系図への興味を掘り起こしてくれるのだとしたら幸いです。
家系図アプリを選ぶときの留意点
家系図作成アプリを使ってみたいと思ったときには、
どんな点に留意して選べばよいのでしょうか。
あらかじめチェックしたいのは、
無料で使えるものなのか、有料なのかというところです。
スマートフォンのゲームなどと同様に、
家系図アプリもダウンロードは無料でも
機能の拡張に課金される場合もあります。
ダウンロードしたはいいけれど、
使いたかった機能が使えなくてがっかりするようなことがないように、
無料と有料の範囲をよく見定めておきましょう。
家系図を作る動機には、
家族や親族の絆を強めたいというものもあるかと思います。
つまり、家系図を作ったら近親者と共有したい。
家系図アプリにはそのためのシェア機能が欲しいものです。
同じゲームをダウンロードしている人同士で通信対戦をするように、
家系図アプリもシェア機能のあるものを選び、
シェアしたい人にも同じアプリを入れておいてもらう必要があります。
自分の先祖をわかっている範囲で書き込むだけでなく、
- 名字のルーツを調べたい、
- 世界規模でのつながりを検索してみたい、
- 遺伝子まで辿ってみたい、
そんな希望に応える家系図作成アプリもあります。
各アプリの検索機能について、確認しておくとよいでしょう。
登録者数100万人を超える日本最大級の家系図アプリとは
日本の家系図アプリのなかで
もっとも登録者数が多いのが『家系図 by名字由来net』で、
なんとその数100万人。
これぞミリオンセラー!!!
都市の人口でいったら、
仙台市に住む人ほぼ全員が登録していることになります。
家系図人気に改めて驚きを覚える数です。
iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/id698143107?mt=8
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.myoji_yurai.myojiFamilyTree&hl=ja
家系図は個人情報になりますが、
日本で唯一「プライバシーマーク」を取得しているアプリということで、
安心して使えそうです。
無料で50人までの人物を登録でき、共有機能もあります。
有料の「プレミアム会員」になると「遠縁検索」機能が使え、
他のユーザーの登録情報から遠縁や先祖を見つけることも可能とか。
もともと名字検索のアプリから生まれた家系図アプリなので、
名字に興味のある人にも楽しめそうなアプリです。
気軽に家系図作成してみたい人には
スマートフォンで作るんだから、
- もっと気軽に簡単に操作できるアプリはないかな、
- アカウント作成も面倒だし、
という方にお薦めなのが『すいすい家系図』です。
iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/id1447075049?mt=8
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.digitalgene.familytree&hl=ja
無料ダウンロードさえすればアカウント登録なしにすぐ使えます。
編集や追加の機能がアイコンで表示されるため、直感的に操作できそう。
掲載できる人数に制限はありません。
「ファミリー共有」機能を使えば、
最大6人まで同じデータを見ることができます。
スマートフォン内の作成はアプリで簡単だけれどやはり…
以上、
ミリオンセラーの本格派家系図アプリ『家系図 by名字由来net』と、
スマートフォンならでは直感的にすべて無料で使える『すいすい家系図』
をご紹介しました。
いますぐダウンロードして使いたくなった方も
いらっしゃると思いますが、
さて、アプリに登録する先祖の方々のお名前や生年月日、
これはやはり、、、、
従来の家系図作成と同じように戸籍を遡ることが必須になります。
水を差すようで恐縮ですが、
スマートフォンを使っても、
家系図作成は地道な作業であることに変わりはないのです。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、ならお名前や生年月日は親族に聞いてもわかるでしょう。
ひいおじいさん、ひいおばあさんまで手元で辿れるお家はもはや珍しいかも知れません。
家系図アプリで入門して家系図作成の楽しさを知り、
調査の限界も知ったら、、、、
本格的な家系図を作るべく、一歩踏み出しませんか。
ようこそ、ルーツ探索の旅へ。
家系図ラボがいつからでもお手伝いをいたします。