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2023.12.29
世界各国大晦日の過ごしかた

世界各国大晦日の過ごしかた

 

 

「泣いても笑っても年末」という言葉がありますね。

ほんとうに泣いたり笑ったりするかどうかはともかく、

12月に入ったと思ったらもう大晦日。

 

お茶の間のこたつで家族団欒、

紅白歌合戦を見ながら年越し蕎麦を食べて

『蛍の光』を歌って

『ゆく年くる年』の除夜の鐘を聴いたら、

完全防寒スタイルで氏神様へ初詣で。

 

昭和のこどもたちには

こんな年越しが懐かしいですね。

 

大晦日だけは夜更かししても

よかったのもうれしかった。

 

平成のこどもたちも

紅白歌合戦は見ていましたが、

永平寺の除夜の鐘は聴かずに

他局のカウントダウン番組に切り替えていました。

 

彼らもすっかり大人になった

令和5年の大晦日、

みなさんはどのように過ごされるのでしょうか。

 

今回のブログでは、

世界各国の年越しを見てみましょう。

 

 

 

カウントダウンはぜんぶで6回、アメリカ合衆国

 

広大な面積を持つ

アメリカ合衆国には本土だけで4つ、

アラスカとハワイを入れて

6つのタイムゾーンがあります。

 

よって大晦日から新年へのカウントダウンも、

ゾーンごとになされ、

合計6回あるというわけです。

 

大晦日のイベントとしては、

家族で迎える感謝祭やクリスマスと異なり、

親しい仲間や友人恋人といっしょに

楽しく過ごすことが多いようです。

 

ハリウッド映画にも

年越しパーティが繰り返し描かれていますが、

年明けの瞬間にそばにいる人とキスをしたり、

シャンパンを掛けあったり、

楽しそうですよね。

 

なかでもニューヨークの

タイムズスクエアで行われるカウンドダウンには

毎年100万人以上が集まり、

テレビ中継もされています。

 

イベントの象徴は「ボールドロップ」

カウントダウンと同時に電飾で輝くボールが降下し、

下がりきると周辺のビルから紙吹雪が舞います。

 

 

 

中国では春節(旧暦のお正月)で新年を祝う

 

中国は古来から旧暦にもとづいて

新年を祝っています。

 

ですから新暦の大晦日や

新年はあまり重要視されていません。

 

旧暦の新年を中国では「春節」といい、

2024年は2月10日土曜日で、

17日土曜日までの8日間が連休になります。

 

また、大晦日にあたる春節の前日も

休暇を取ることが推奨されているため、

2024年は史上最長規模の連休となるそうです。

 

春節といえばニュース映像などで

見る爆竹が連想されますが、

爆竹を鳴らすのは昔からの言い伝えで

「年(ニエン)」という恐ろしい怪物を

寄せつけないようにするためだとか。

 

またニエンは紅色を恐れるため、

家の前には「春聯(チュンリエン)」

と呼ばれる

紅色の大きな札を貼ります。

 

また、年越しの夜には家族や親族が集まって

食事をともにする風習があり、

年越し料理は

「団円飯(トワンユワンファン)」

「年夜飯(ニェンイエファン)」

と呼ばれて重要視されています。

 

これらの料理を食べながら、

日本の紅白歌合戦のような

「春節聯歓晩会」という

テレビ番組を見る人も多いそうです。

 

 

 

シャンゼリゼ大通りが歩行者天国、パリの大晦日

 

フランスでは首都パリのシャンゼリゼ通り

歩行者天国にして

カウントダウンパーティが華やかに行われます。

 

例年数十万人の人が集まるといわれ、

凱旋門には世界の国旗や

年明けまでのカウントダウンの秒数などが映し出されます。

 

年明けの瞬間、周辺から花火が打ち上げられ、

花火をバックにライトアップされた

凱旋門が浮かび上がるさまはとても美しいものです。

 

また、芸術に造詣の深いお国柄とあって、

洞窟でコンサートを催し年越しディナーを楽しんだり、

森でオオカミの群れと年を越したりする

イベントやツアーなども増えているそうです。

 

 

 

鐘に合わせてブドウを12粒食べるスペインの年越し

 

スペインでは他の欧米の国々と同様に

友人たちとパーティをしながら

新年を迎える人が多いようですが、

大晦日から新年が明けるときに鳴る鐘の音に合わせて

ブドウを12粒食べる習慣があるそうです。

 

1月1日の午前0時、

マドリッドにある

プエルタ・デル・ソルの鐘が12回鳴りますが、

この鐘の音はテレビなどでも

中継されスペイン全土に放送されます。

 

1回鳴るごとにブドウを1粒ずつ食べて、

12粒ぜんぶ食べられると

願いが叶うといわれているとか。

 

鳴りおわるまでに

12粒食べきるのは思ったより大変で難しいそうです。

 

でも鐘の音が12回なのはいいですよね。

 

日本の除夜の鐘は百八つなので、

ブドウを食べるとしたら

フードファイター並みの胃袋が必要になりそうです。

 

 

 

花火と皿投げの年越し、デンマーク

 

デンマークでは、

住宅地のあちこちで

市民が自由に年越しの花火を打ち上げます。

 

あたりに煙が立ち込めるほどで、

どこから花火が飛んでくるかわからない

スリリングなカウントダウンなのだそうです。

 

また、大晦日の18時には、

デンマーク女王マルグレーテ2世

国民に向けてメッセージを語りかけ、

国民はテレビ中継でそれに聞き入ります。

 

女王のスピーチのあとは

王立楽団による演奏や

カウントダウンなどが行われるそうです。

 

 

ちなみにデンマークでは、

年が明けると、

相手を祝福するため、

いらなくなった皿を

相手の家の前に投げて割る

「皿投げ」の風習があります。

 

祝福とはいえ、

割れたお皿を片づけるのが大変そうですね。

 

以上、

中国と欧米各国の

年越しの風習などについてでした。

 

みなさまが2023年を健やかに締めくくり、

よき2024年を迎えられますように

お祈りしております。

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