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2022.11.30
出席番号の順番 早かった?遅かった?

出席番号の順番 早かった?遅かった?

 

 

学生時代の出席番号をふと思い出すことがあります。

定期試験の答案用紙や提出物に必ず書いていた出席番号

 

あなたの出席番号の順番はどのあたりでしたか。

 

名字によっては

「自分はいつもいちばん最初」だったり

「いつもいちばん最後」だったりしたかも知れません。

 

共学校の場合は、

男子の出席番号と女子の出席番号が別立てになっていたり、

男子の後に女子の番号が続いたりしていたでしょうか。

 

学生時代が過ぎてしまえば

懐かしいだけになってしまいますが、

現役のこどもたちや親御さんにとっては

組み替えや進学のたびに

馴染むまでしばらく時間がかかるものです。

 

現代の出席番号はどのようになっているのか、

調べてみました。

 

 

「男女混合名簿」の導入率

 

昭和の小学校では

当たり前のように行われていた

「男女別名簿」ですが、

令和のいまも続いているのでしょうか。

 

日本教職員組合は

性差による役割分担の固定化につながるとして

「男女別名簿」廃止を訴えてきたそうです。

 

同組合は29年前から

「男女混合名簿」を採用している

幼稚園・小中学校の割合を調べてきました。

 

調査開始の平成5(1993)年度には

12%だったその割合が、

令和2(2020)年には回答した9937校のうち

87%「男女混合名簿」を採用しているとか。

 

まだ採用していない理由を

「健康診断や体育では男女別の名簿が使いやすい」

と答えた学校があったようですが、

同組合は「表計算ソフトを使えば簡単に並べ替えられる」

と指摘しているそうです。

(朝日新聞デジタル 2021年6月22日の記事より)

 

ある小学校の校長先生から

令和3(2021)年4月に出された

「『性によらない名簿』の導入について」

のお知らせを見ると、

出席番号は通し番号になること、

靴箱やロッカーなども男女別ではなく

名簿順になること、

更衣室はこれまで通り男女別であること、

内科検診や心電図などは男女別、

さらに一人一人カーテンやしきりの中で

受けられるようにすること、

などが細かく書かれています。

 

同じく文中には

「性によらない名簿」を導入して

「互いの違いを認め合いながら、

児童一人一人の価値観、

生き方の多様性を尊重する教育を実践していく」

という言葉も見られました。

 

「男女別名簿」から

「男女混合名簿」への転換は、

令和という時代、

また2020年代という時代の波が、

教育現場にも変化をもたらしていることを感じさせます。

 

 

 

「千葉県では小中学校の出席番号が誕生日順」は都市伝説か

 

千葉県では男女別でも男女混合でもない、

出席番号は誕生日順」という説が、

あるSNSで広まったことがあるそうです。

 

同じ千葉県民が

「千葉ではほとんどの学校がそう」

と認めたり

「うちは五十音順だった」

と否定する人がいたり、

他県からも

「青森県ですが誕生日順」

「熊本では低学年が誕生日順」

という意見が寄せられたとか。

 

千葉市の教育委員会は

「名簿の順番は各校に任せているが誕生日順は初耳」と答え、

船橋市の教育委員会は

「ほとんどの学校で誕生日を採用している」

と答えたそう。

 

千葉県全体が誕生日順ではないし、

誕生日順を採用しているのは千葉県だけではない、

名簿の順番は各学校に任せられている、

というあたりが事実といえそうです。

 

さきほどの小学校の名簿順変更の「お知らせ」も

校長先生自身が出されていました。

 

ただ、誕生日順の名簿だと、

クラスで月ごとの誕生会をするときに便利かも知れない、

と楽しい想像ができます。

 

とくに生まれ月による体格や理解度の差がまだ大きい

低学年では有用な順番ともいえそうです。

 

 

 

五十音順なら最初の名字と最後の名字はなんだろう

 

ここまで調べて、

当ブログとしては、

名簿もさることながら

名字そのものが気になってきました。

 

名簿が五十音順だったときに

いちばん最初の名字最後の名字

それぞれなんだろう。

 

自分の経験では相川くんが1番で

渡辺さんが最後だったけれど、

日本の名字全体を小学生になぞらえて名簿を作るならば、

いったい誰から誰までになるのだろう。

 

そんな興味が湧いてきます。

 

五十音は「あ」から「ん」まで。

 

単純に考えて「あ」さんがいれば名簿順は1番ですし

「ん」さんかもしくは「ん」で始まる名字の人がいれば

最後になるでしょう。

 

同じく漢字を遣う中国や韓国と比べて

桁外れに多種類の名字を持つ日本。

 

中国の名字は4000種類ほど、

韓国の名字は200から300種類であるのに対して、

日本には10万から30万種類の名字があるとされています。

 

「あ」さんや「ん」さんがいても不思議はないはず。

 

しかし残念ながら(研究により諸説あるようですが)

実際は「あ」さんや「ん」さん、

「ん」で始まる名字を持つ人はいないようです。

 

それでは実在する出席番号1番さんとは誰でしょう。

 

答えは「あい」さん。

 

漢字で表すと

「阿井」「藍」「相」「安威」

「愛」「会」「會」「安衣」

さんがいるそうです。

 

日本全国どこの小学校に入学しても

出席番号1番は確定ですね。

 

それでは同じく、

日本全国どこの小学校に入学しても

いちばん最後にくる絶対王者は誰。

 

なんと「分目」と書いて「わんめ」さんだそうです。

 

「分目」さんが転校してきたら、

ポピュラーな最後尾「渡辺」さんは

あえなくその位置を譲らなければなりませんね。

 

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