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2022.09.26
夫婦の年齢差の真実 年の差婚はレアケース?

夫婦の年齢差の真実 年の差婚はレアケース?

 

結婚されている読者の方々に質問です。

配偶者の方との年齢差はおいくつですか。

 

また、未婚の方々にも質問です。

結婚するなら何歳上、

あるいは下の人としたいと思われていますか。

 

さらに、既婚の方にも未婚の方にも質問です。

世の中には何歳差の夫婦がいちばん多いと思われますか。

 

 

2020年の統計によればもっとも多いのは

 

厚生労働省が発表した

2020年の初婚同士の男女の婚姻届の総数は29万2214件です。

 

このなかでもっとも多い年齢差はいくつだったでしょうか。

 

上の最後の質問へのお答えと照らしてもう一度考えてみてください。

 

「夫が1歳上」あたりかな、

とブログ筆者は思いましたが、みなさんはいかがですか。

 

理由は、なんとなく、

周りを見てもそのくらいの人が多そうだから、でした。

 

はたして正解は、「夫婦同年齢」

全体の21.6%で1位です。

 

 

「夫が1歳上」13.8%2位でした。

以下、

3位「妻が1歳上」10.2%

4位「夫が2歳上」9.2%

5位「夫が3歳上」7.1%

と続きます。

 

 

 

昔から「金の草鞋で探せ」といわれていた1歳年上の妻

 

そういえばうちも同い年だった、

といっている方はどなたでしょうか。

 

それでもよそはなんとなく旦那さんが1歳は年上の気がする、

と思っていたりして。

 

3位「妻が1歳上」が入っているところが、

2020年代らしいといえばらしい。

 

昔から一つ年上の妻は

「金の草鞋を履いても探せ」といわれていたと聞きます。

 

夫によく尽くし、

家を盛り立てるからというのがその理由だったそう。

 

実際、女性は夫が1歳でも年下だと

「自分がしっかりしなければ」という気持ちに

なるのかも知れません。

 

 

逆に1歳でも夫が年上だと、

頼りなく感じるようなできごとがあったときに

怒りが生まれてエネルギーが無駄に消費されてしまい、

事態の収拾が遅れる、

とある「夫が1歳上」の経験者は語っておりました。

 

 

 

「年の差婚」は非現実的か

 

上の統計からわかることは、

男女の年の差が少ない、

つまり年齢の近い結婚が成立しやすいということです。

 

1位から5位までの総計は全体の61.9%

 

結婚相談所には、

20代の女性との結婚を望む30代以上の男性が訪れるそうですが、

この統計によれば、

男性が「4歳年上」でも5.5%、

「5歳年上」で4.3%、

「6歳」年上で3.3%です。

 

つまり、35歳の男性が29歳の女性との結婚を望んだとしても、

その率は3.3%、100人に3人ということになります。

 

 

女性の場合は、

「妻が3歳上」が10位に入っていますが、

それでも全体の6.4%。

 

男女とも3歳以上の「年の差婚」は可能性はゼロではないが、

フィクションや芸能界のようによく起こりうるものではない、

と考えたほうがよさそうです。

 

 

 

男女の年齢差の時代による変遷

 

いっぽう、女性が年上の夫婦は年々増加傾向にある

という統計も見られます。

 

日本の平均初婚年齢の男女差の平均は、

第二次世界大戦前

男性が女性より4歳上でほぼ安定していました。

 

ところが、前後になると、3歳差まで推移。

 

長男を重視した戦前の家長制度が

日本国憲法による男女平等の理念により変化していったため

と考えられているそうです。

 

その後ほぼ横ばいの状態でしたが、

1980年代後半から、男女の年齢差は急激に縮まりはじめました。

 

1997年には2歳を切り、

上述の2020年には1.5歳差と戦後の半分にまで低くなったのです。

 

制度の変化よりも長い年月による社会変化の影響のほうが

大きかったと見るべきでしょうか。

 

 

 

妻が年上の結婚はバブル期から増加

 

 

1970年から2020年までの50年間

婚姻数構成比の推移を見てみましょう。

 

1970年には、

妻が年上のケースが10%

男女同じ年齢10%で、

合わせても20%でしたが、

2020年には、

妻が年上が24.5%

男女同年齢が21.6%と、

合わせて46.1%

 

夫が年上の割合は、1970年80%だったのが、

50 年後の2020年には53.9%

つまり婚姻全体の半分近くにまで下がったということです。

 

また、妻が年上のケースは50 年で2倍以上に増えています。

 

1970年から1985年までは10%から12%だったのが、

2005年にかけて一気に20%以上に伸びたのだそう。

 

時代的にはバブル期とその崩壊、

失われた10年をはさんで2000年代前半までの変化が

非常に大きかったことが伺えます。

 

 

理由としては

見合い結婚が減って恋愛結婚が増加したことで

男女交際の中心が学校の同級生や職場の同期、

友人の知り合いなどに移行したことが挙げられるでしょう。

 

 

 

草食系男子と肉食系女子との関係が結婚にも影響

 

「草食系男子」という言葉が流行したのは

2008年から2009年にかけてでした。

 

「心が優しく、

恋愛に消極的で、

男性らしさに縛られていない、

傷ついたり傷つけたりするのが苦手な男子」のことで、

対する女子には「肉食系女子」が生まれました。

 

 

男性が恋愛に消極的なら、

恋愛したい女性は積極的にならざるを得ず、

出会いから結婚に至るまでの

プロセスもリードせざるを得ないでしょう。

 

勢い、同年齢以下の男性との恋愛が増えることにも。

 

男性のほうも、リードされることに反発を覚えず、

女性に素直に従ってゴールまでいくようです。

 

 

今後2020年代が進むにつれて、

結婚する男女の年齢差の傾向に変化は現れるでしょうか。

 

男性も女性も、

結婚によってよきパートナーシップを育めるよう、

まず自分をよく知り、相手を知ることから始めたいものです。

 

そして、どうぞお幸せに。

 

 

皆様のご先祖様のご夫婦は年の差があったのでしょうか?

最高で何歳まで離れたご夫婦がいらっしゃったのか、

先述の通り、時代と共に夫婦の年齢は変化していったのか、

ご先祖様夫婦の年の差が気になりますね。

過去にタイムスリップしてご先祖の年齢を確認したい方、

家系図ラボがお手伝い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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