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2023.08.10
男と女と親子、生死と人生と人についてのことわざ

男と女と親子、生死と人生と人についてのことわざ


 

21世紀も2023年となり、令和も5年。

 

AIチャットが流行ったり、

首相が開発者と面談したり、

日本語が日々変化していくのを感じます。

 

文章を書くこと、

言葉をつむぐことが、

親と子の世代間でもまったく違うものに

なっていくかも知れません。

 

言葉が好きでずっと生きてきた筆者としては、

時代とともに媒体や道具がどんなに変わっても、

先人が言葉に込めた知恵や人生の真理、

そしてウイットは受け継がれていって欲しいと思っています。

 

ということで今回は、

先人の知恵の塊ともいえることわざ

フューチャーすることにしました。

 

 

男は黙ってことわざになる


 

家系図ブログにふさわしいことわざを探そうと考えたとき、

家系図の基本中の基本「男」と「女」が浮かんできました。

 

「男」の項でいきなり、

小学生の頃ことわざ辞典を暗記するほど

読み込んだ筆者の知らないことわざが登場。

 

 

藁(わら)で束ねても男は男

 

男を藁で束ねる?

十人くらいの男性が

藁で束ねられている図を想像して疑問符だらけでしたが、

意味はまったく違いました。

 

藁で頭髪を束ねるような貧しい男でも、

男には男の値打ちがある。

 

わらしべ長者みたいな男性なのでしょうか。

 

男性の値打ちは持っているお金の額ではない。

現代の若者たちにも伝えたいことわざですが、

いまは女性バージョンも加えないとですね。

 

 

男子の一言金鉄(きんてつ)の如し

男がいったん口に出した言葉は、

堅く守って破ることはない。

 

「男に二言はない」

「武士に二言はない」

に通じることわざ。

 

覚えておいてライブで遣ってみたいです、

筆者に上司はいませんが。

 

 

女性についてのことわざにちょっとびっくり

 

では次に女性についてのことわざです。

これも初めて見ました。

 

七人の子を生(な)すとも女に心許すな

 

七人の子をもうけるほど長年連れ添った妻にも、

気を許して大事な秘密を打ち明けてはいけない。

女には気を許すなということ。

 

どういうことですか。

 

あなたのために七人ものこどもを生んで

育てたわたしに

気を許さないって。

 

まずいですね、

いまこのことわざみたいな発言をしたら即炎上でしょう。

 

中国、漢の時代の詩集『詩経』から出た

ことわざだそうです。

 

次のことわざも初めて見ました。

筆者はほんとうにことわざマニアだったのでしょうか。

 

 

大蛇を見るとも女を見るな

 

女性は人を惑わして修行の妨げとなるから、

大蛇よりも恐ろしいものであるという戒め。

 

また凄いことわざが出てきました。

 

女性は男性にとって、

とても魅力的だという意味に受け取っておきましょう。

 

それにしても大蛇より恐ろしいってあんまりです。

 

 

親子のことわざにほっとしたものの

 

家系図ラボブログ特選ことわざ集ですから、

次は「親子」にまつわることわざを見ましょう。

 

 

這えば立て、立てば歩めの親心

 

こどもの一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉。

 

 

こどもを持つ人なら、

きっとうなづくことわざナンバーワンですね。

 

いまはスマートフォンが手元にあって、

はいはいもつかまり立ちもよちよち歩きも

瞬間を逃さず録画することができるのが羨ましい。

 

しかし、

スマートフォンがなかった時代に育児をした世代も、

もっと前の世代も我が子の成長を

見守ることは生き甲斐でした。

 

 

親はなくとも子は育つ

 

実の親がいなくとも、

子はどうにか成長していくものだ。

世の中のことはそう心配するほどのこともないというたとえ。

 

これもポピュラーなことわざですが、

後者の意味は少し意外でした。

 

「親が親らしくなくてもこどもは立派に育つもの」

の意味で遣われているのを聞いた覚えはあります。

 

筆者とその両親にあてはまっていたからでしょうか。

 

 

 

人生を語ることわざはやはり深い

 

「男」「女」

「親子」ときたら「人生」についても語りたい。

 

ことわざはつねに人生を語っているともいえますが。

 

芸術は長く、人生は短し

 

芸術作品は作者の死後も後世に残るが、芸術家の生命は短い。

(古代ギリシアの医師ヒポクラテスの言葉から)

 

3月に亡くなった

音楽家の坂本龍一さんが遺した言葉でもあります。

 

芸術家を失ったこの世界は寂しくなりますが、

その作品は長く残り、後の人々にも愛される。

 

わたしたちは芸術作品に触れることで、

芸術家のスピリットを

いまに生かしているのだともいえるでしょう。

 

 

老いては子に従え

年をとってからは、

なにごともこどもに任せて従ったほうがいいということ。

 

このことわざの「老いて」は

何歳くらいのことをいっているのでしょうか。

 

昔なら50代でもすでにこどもに従うべき年頃だったかも知れません。

 

いまは50代のこどもに70代80代の元気な親がいて、

なかなか従ってくれなかったりしています。

 

親子関係は長い年月をかけてできあがるもの。

親子ともに若いうちからコミュニケーションを密に取っていきましょうね。

 

 

いかがでしたでしょうか、

家系図ブログのことわざ特集。

 

あなたのお気に入りはどのことわざですか。

 

筆者のベストワンは「藁で束ねても男は男」でした。

 

次の機会にはまたテーマを変えてお送りしたいと思いますので、お楽しみに。

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