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2022.09.06
知らないことはいくつある?お墓参りの作法とタブー

 

 お彼岸間近 お墓参りにいこう 

 

暑さ寒さも彼岸まで。

 

今年の夏は気候が不安定でしたが、

暦は進み、秋のお彼岸が近づいてきました。
お彼岸といえばお墓参り

 

その習慣も都市部では

あまり行われなくなっているかも知れません。

 

とくに、

ご先祖代々のお墓が他県にあるような方は、

昨年来お墓参りにもなかなかいけないよ、

とおっしゃるかも。

 

それでも、

近いからなんとかいけそうだ、という方や、

この状況が落ち着いたらいちばんにお参りしたい、

という方のために、

今回はお墓参りの作法タブーについて

お伝えしたいと思います。

 

 

 

お墓参りのTPO

 

 

さきほどお彼岸だからお墓参りにいこう、

とお誘いしましたが、

実際はお墓参りには

決まったタイミングというものはありません。

 

大切な家族や先祖の方々に

「会いにいく」「感謝する」「報告する」気持ちで、

思い立ったがお墓参り。

 

いつも見守ってくれている

ご先祖様のお家であるお墓を訪れましょう。

 

服装も堅苦しく考えることはありません。

 

法事で

お寺の住職さんとご一緒するような場合以外だったら、

カジュアルな服装で十分。

 

ただ、お墓の掃除をしますので、

動きやすい服装がベターでしょう。

 

墓地内に砂利道や芝生がある場合には

女性はハイヒールを避けたほうが安心です。

 

 

 

お墓参りに必要な持ち物は

 

お参りの都度必要になる物は、

自宅にお墓参りセットとして備えておくとよいでしょう。

 

霊園によっては、

お花、お線香、掃除道具など販売していて、

手ぶらでお参りできるところもあります。

 

掃除道具としては、

バケツ、雑巾、スポンジ、ゴム手袋、軍手、ゴミ袋など。

 

お参りに必要なものとしては、

数珠、お線香、ライター、お供物(故人の好物など)、

半紙、お花、地域によってはロウソクも必要です。

 

手桶、ひしゃくは借りられる墓地が多いようです。

 

 

お墓参りの手順と作法

 

お寺の墓地の場合は、

まず本堂にお参りしましょう。

その後、墓地に向かいます。

 

最初はお墓のお掃除です。

 

墓前で合掌してから、

お墓周りのゴミなどを拾って綺麗にします。

 

その後、お墓に水をかけて、

スポンジや雑巾で汚れを落としましょう。

 

たわしやブラシなど固いもので擦ると

墓石を傷つけてしまうので、

柔らかいスポンジや雑巾を使ってください。

 

掃除が終わったら、

墓石に手桶のお水をひしゃくでかけて清めます。

 

花立にお花を入れ、

水鉢(墓石中央のくぼみ)にお水を入れ、

供物を供えます。

 

お線香に火をつけたら、

仏壇などに上げるときと同じように

手であおいで炎を消してから上げましょう。

 

合掌します。

 

複数の場合は、

故人と近しい間柄の人から順番にお参りします。

 

ゆっくりと故人やご先祖方とお話ししてください。

 

 

お参りが終わったら

 

 

お供え物は持ち帰り、

おうちでいただきましょう。

 

そのままにしておくと墓石を汚したり、

カラスなどが食べ散らかしたりしてしまいます。

お線香とお花はそのままで構いません。

 

 

墓石は乾いた雑巾で空拭きしてから

帰ることをお勧めします。

 

水滴や湿り気が残っていると

さびやカビの原因になり、

苔も生えたりするからです。

 

周りの点検をして、忘れ物のないように。

 

「またきますね」とご先祖様にご挨拶して、帰りましょう。

 

 

お墓参りのタブーとは

 

 

テレビドラマなどで、

故人が好きだったからと

お墓にお酒やビールをかけるシーンを

見たことがありませんか。

 

実際に目撃した、

自分や親族がかけたことがある、

という人もいるかも知れませんね。

 

じつはこれはタブーなのです。

 

ジュースなどもかけてはいけません。

 

酒類にもジュース類にも糖分が含まれているので、

蟻などの虫が寄ってきます。

 

また、墓石には細かい穴が空いており、

そこから飲み物が染み込むために傷みの原因となります。

 

缶ビールやジュースを置いたままにしていくと、

缶からさびが生じて墓石に丸い跡がつき、

これは洗っても取れません。

 

お酒など故人が好きだった飲み物は、

コップに入れるなどして墓前に備え、

帰りには片付けましょう。

 

 

故人がどんなに懐かしかったとしても、

お墓に抱きつくのはやめしょう。

 

夏場、墓石は想像以上の熱を持っているために

火傷もしかねません。

 

他の怪我の危険もありますので、

お墓参りは合掌と語りかけのみでお願いします。

 

 

 

ネアンデルタール人もお花を供えていた

 

2020年の初め、

イラク北部のシャニダール洞窟から

ネアンデルタール人の骨が発掘されました。

 

約35000年前から65000年前のもので、

興味深いことに、

この人骨の周囲から花粉の成分が発見されたとか。

 

ネアンデルタール人も

亡くなった人に花を供えていたと推測されるそうです。

 

洋の東西を問わず、

葬送や墓参の際に花が手向けられるのは、

人が人になる前からの習慣だったといえるのかも知れません。

 

我が国でお墓に供える花としては、

菊がもっともポピュラーですね。

 

菊は長持ちするだけでなく、

枯れてもあたりに散乱しないことから

最も好まれているようです。

 

なんとフランスでもお墓参りには菊を持参するとか。

11月2日の「死者の日」は日本でいうお盆にあたり、

人々はお墓に参って菊を手向けるのだそうです。

 

日本のお墓参りでは、

菊にこだわらず、

季節に合わせてどんな色味のお花を供えても構いません。

 

ただ、

トゲがある花、

毒のある花、

匂いのきつい花、

は避けたほうがいいでしょう。

 

 

 

お墓参りで願望実現?

 

 

お墓参りをしているとき風が吹いてきたら、

ご先祖様からのメッセージと感じる人がいます。

 

願いを叶えたいのなら、

どこの神社仏閣にお参りするより

先祖のお墓をお参りしなさい、

と説く人もいます。

 

家系図を作ってみればわかるように、

わたしたちは世代ごとに倍に増えていく

数多くの先祖からの血と遺伝子を受け継ぐ存在です。

 

お墓参りを通じて、

先祖の見守りと励ましに感謝し、

自分の人生をよりよく生きるためのパワーを

新たにしてみませんか。

 

お墓には自分の知らない先祖が眠っている方もおられるかもしれません。

先祖について知った上でお墓参りに行くと

込める思いが変わってくるかもしれません。

その思い、家系図ラボが調査のお手伝いいたします。

【公式】家系図ラボ|もっとも洗練された最上級の家系図づくり (kakeizu-labo.jp)

 

 

 

 

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