2022.11.08
2022年11月22日「いい夫婦の日」はどんな日にしましょうか
2022年11月22日「いい夫婦の日」はどんな日にしましょうか
星野源の大ヒット曲「恋」の歌詞に
「この世にいる誰も二人から」というフレーズがあります。
家系図を見るたびにそのことを痛感します。
わたしたちは誰もみな例外なく、
父と母との間に生まれてくるのです。
その父と母とのほとんどは「夫と妻」であり、
二人は「夫婦」と呼ばれます。
「ゆとり創造月間」から生まれた「いい夫婦の日」
1988年に公益財団法人余暇開発センターが
「夫婦で余暇を楽しむライフスタイル」を提唱し、
11月22日を「いい夫婦の日」として制定しました。
それに先立つ1985年、
日本政府の経済対策会議において、
11月は「ゆとり創造月間」とされていました。
11月には「文化の日」「勤労感謝の日」などの
祝日があることから、
文化的な生活やワークライフバランスをより意識し、
心とからだにゆとりを持った暮らしが提唱されたのです。
高度経済成長が落ち着き、
バブル経済前夜の時代の日本は
ゆとりを求めていたのでしょうか。
1998年には「いい夫婦の日」をすすめる会が設立され、
1999年に「パートナー・オブ・ザ・イヤー」が発足すると
「いい夫婦の日」はメディアでも大きく取り上げられるようになり、
2000年代に入るとさらに認知度が増していきました。
2000年からの歴代の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」は
「いい夫婦の日」をすすめる会の
公式ホームページに公開されています。
初代「パートナー・オブ・ザ・イヤー2000」は
中村橋之助さんと三田寛子さん。
昨年度「パートナー・オブ・ザ・イヤー2021」は
渡辺徹さんと榊原郁恵さん、
もう一組
ケネス・ライリーさん(AIG損害保険株式会社社長兼CEO)と
デビー・ライリーさんです。
渡辺徹・榊原郁恵夫妻の「夫婦円満の秘訣」
歴代受賞者は
「プロポーズの言葉」
「お互いの好きなところ」
「思い出に残る夫婦のエピソード」などを答えていますが、
渡辺徹さんと榊原郁恵さんの「夫婦円満の秘訣」は、
徹さん 「溜めずに吐き出す(小出しにする)。まめにケンカする」
郁恵さん「強要しない。干渉しない。でも助けてもらいたい時、しっかり手を差し伸べる」
でした。
「生まれ変わったらお二人はまた結婚しますか?」
という質問には、
徹さん 「はい」
郁恵さん「どうでしょうね〜。こればっかりは分かりません」
ロマンチストの徹さんと、
新婚旅行の最初の夜にベッドの上でドルを勘定していたという
リアリストの郁恵さんだからこその夫婦円満でしょうか。
川柳に詠まれた「いい夫婦の日」
また、「いい夫婦の日」をすすめる会では
「いい夫婦の日 川柳コンテスト」を開催し、
夫婦をテーマにその関係性や二人の時間をしたためた川柳を
一般公募しています。
2021年には16回めを迎え、
全国から7,282句もの応募があったそうです。
いい夫婦大賞は
「おうち時間 野菜も愛も 育てます」by あぼかど
2020年からのコロナウイルス感染対策により、
夫も妻も在宅の時間が増えました。
そこで絆が強まるか、
うっぷんが蓄積するか、
夫婦それぞれのケースがあったことでしょう。
当時よりいまはだいぶ自由が戻ってきていますが、
いま少しの辛抱は必要かと。
願わくば、
あぼかどさんご夫婦のように
野菜とともに愛も育てる夫婦の時間となりますように。
じっさいの夫婦たちは11月22日になにをしているか
「じゃらんニュース」が、
20代から50代の既婚者1094人(男性544人、女性550人)に
「いい夫婦の日」についてのアンケート調査をしたところ、
11月22日が「いい夫婦の日」だと知っている人は
全体の89.3%に及びました。
「いい夫婦の日」の認知度は大変高いといってよさそうです。
ただ、「いい夫婦の日」にちなんでなにかをしたことはありまか、
という問いには、57.4%の人が「とくにしたことはない」
と答えました。
「したことがある」のなかでは、
「外食をする」が22.5%、
「家でご馳走を食べる」が16.4%と
会食系の回答が上位でした。
「感謝の気持ちを伝える」と答えた人は13.2%。
もちろん、
会食やデートや旅行の際にも
お互い感謝の気持ちを伝えることはあるでしょう。
親しき仲にも礼儀があるように、
夫婦の間でも感謝の気持ちを伝えあうことは
とても大切ですね。
「いい夫婦の日」に入籍したカップルはいい夫婦になっているか
「いい夫婦の日」が広く知られるようになってから、
11月22日に婚姻届を出して入籍したり、
結婚式を挙げたりするカップルも増えているといいます。
デートスポットや結婚式場などの情報を
提供するポータルサイト「縁結び大学」
が11月22日に婚姻届を提出、
または結婚式を行った116人に、
現在の夫婦関係や
「いい夫婦の日」に結婚したことの感想などを調査しました。
まず、現在の状況ですが、
「夫婦円満」が70.7%と最多で
他人事ながらほっとする結果となっています。
以下、
「円満ではないが離婚はしない」14.7%
「離婚したいと思っている」 5.1%
「離婚した」 9.5%
11月22日以外には婚姻が集中する日があまりないために
他の日と比較することはできないようですが、
やはり「夫婦円満率」は高いと見てよさそうです。
そして、
11月22日に結婚したことの「あるある」は
「結婚記念日を忘れない」が79.3%で
堂々の1位。
記念日を忘れがちな(とくに男の)人には
「いい夫婦の日」に結婚することは
その後の結婚生活へのメリットが大きいかも知れませんね。
2022年の下二桁は「22」で「夫婦」と読めますし、
令和4年も「2+2」で「夫婦」と解釈できそうです。
今年の11月22日「いい夫婦の日」をぜひ思い出深い一日に。
お花やプレゼントなどで
サプライズをする機会に良い日かもしれません。